学校給食の自校方式を守りひろげる柏市民の会

市民の会の活動内容や署名の進捗状況、学校給食に関する情報等を発信していきます。

市民の会、発足ばなし

初めまして。私たちは、

学校給食の自校方式を守りひろげる柏市民の会】です。

この度、市民の会の活動内容や署名の進捗状況、学校給食についての情報等を発信するため、ブログを開設いたしました。

ご興味を持っていただければ幸いです。

 

市民の会は、千葉県柏市内の学校で働いている教職員により結成されました。

3/21時点で会員は80名を越えています。

 

事の発端は昨年12月。パブリックコメントの募集という形で、現在行われている自校方式の給食をセンター方式の給食に変えるという計画案が突然発表されました。

市内に給食センターを4つ(6000食を3つ、9000食を1つ)新設し、田中小、田中北小、柏の葉小・中を除く全ての小中学校の給食を給食センターから提供するという計画です。(柏市学校給食将来構想案)

 

柏市からは、二年前から準備をしていた との返答がありましたが、発表前までの市議会では ”センター化を検討している” の一言も無く、現場の職員が一切いない内部検討会が、市民の声を聞くことなく水面下で進んでいたのです!

現場の職員には寝耳に水の出来事で、当然、市民にも十分に知らされない形で進められてきたやり方に憤りを感じています。

 

時は遡り、柏市の自校給食の歴史は昭和39年にスタートしました。

おいしいのはもちろん、地産地消を大切にし、食材や手作りにこだわってきました。

これは、各校に1名配置されている栄養教諭の方々の長年の努力によるものです。

※柏の葉小・中は調理場が共有のため1名配置

 

柏市の子ども達は、栄養教諭による食育の授業や自校で調理している職員の姿を目の当たりにする環境を通し、おいしい給食を食べて健やかに育ってきました。

学校で給食室を提供することで、「今日の給食おいしかったよ。」「ありがとう。」と日頃から子ども達とコミュニケーションがとれ、職員自身が”子ども達の為に調理している”という責任感にもつながります。
 
また、各校に栄養教諭が在籍することで細やかなアレルギー対応が行え、保護者にとっても安心でき、子ども達の健やかな成長につながります。
柏市のアレルギーを持つお子さんは令和元年度で1722名、概算1校につき約27名在籍していることになります。
仮に給食センターになった場合は、1施設につきアレルギーのお子さんが400名、さらに14~16校への配送となり、安心・安全な提供への懸念があります。
現在、沼南にあります給食センターは栄養教諭が2名、11校を兼任しており、とてもよい環境とは言えない状況です。
 
災害時には、各校に備蓄があることで、市民の安全が守られます。
 

現在、施設の老朽化と国が定める衛生管理基準を満たせていないことが問題となっています。また、児童数が年々増加し、既存面積では足りないことも挙げられます。

 

私たちは、基準を満たせないから廃止ではなく、”どうしたら自校給食を継続できるのか”を念頭に、様々な意見を取り入れるべきだと考えています。

 

市は、センター方式をすすめる大きな理由にコストの削減を謳っていますが、子ども達の健やかな成長にコストの削減など許されません!

 

現在、柏市では旧柏地域の小学校34校・中学校17校、旧沼南地域の小学校1校は自校給食。旧沼南地域の小学校7校・中学校4校は、給食センターから配送しています。

給食センターは築40年以上が経過しており、また、児童数の急増で現在の設備では足らず2回転調理を余儀なくされ、建て替えは必須となっています。

 

平成17年の合併時、旧沼南地域にも自校給食を求める声が広がりましたが、現在整備されているのは風早南部小1校のみに留まっています。

15年以上の時間があったにも関わらず、なぜ自校給食への整備が十分になされてこなかったのか、不思議でなりません。

今からでも、給食センターの建て替えと自校給食への整備を並行していくことは十分に可能なはずだと考えています。

 

 

おわりに…

市民の声を届けるために、署名活動を行っています。

6月の柏市議会に請願を提出する予定です。

3/21時点で600筆をこえる署名(用紙のみ)をいただいております!

柏市が市民に寄り添い、未来を担う子ども達にとってよりよい街になるために、ぜひご署名をお願い致します!

↓クリック↓

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《関連資料》内部リンク

学校給食の自校方式を守り広げるためにご協力ください

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