学校給食の自校方式を守りひろげる柏市民の会

市民の会の活動内容や署名の進捗状況、学校給食に関する情報等を発信していきます。

経過報告(2021.3.21)

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パブコメ発表~2021.3.21までの経過報告です。

 

《令和2年》

◎12月1日(火)

 ・広報かしわ「(仮称)柏市学校給食将来構想案」のパブコメ募集が掲載

 

◎12月7日(月)

 ・代表:柏市議会議員より、構想案について知る。

 

◎12月22日(火)

 ・「柏支部ニュース」を作成、市内小中学校に配布または、郵送。(職員のみ)

  校長も構想案について知らず、校長室から飛び出してきた

 

◎12月28日(月)

 ・東葛教職員組合柏支部として柏市教育委員会(以後、市教委)に話し合いを要求。担当課の学校保健課と話し合い。学校保健課の職員は構想案の担当ではあるが、立案者ではない。年が明けたら現場に説明したい。=今まで現場職員に全く知らせていなかった。

 ・アンケートをとるべきと提案したが、自校式しか経験していないので不公平と却下される

 

《令和3年》

◎1月15日(金)

 ・第一回 組合と退職教職員の会合同会議。懇談の申し入れを計画(校長会会長、栄養士会会長、PTA連合会長)

 

◎1月28日(木)

 ・市教委主催:第一回学校給食のあり方にかかわる検討会

  市教委理事、給食センター長は話を聞くだけ、とても横柄な態度。

  自校給食を存続したいと声を上げた職員に対し、市教委理事が『これは、給食センターとしてどうしていくかの会だ!』と発言。

 

◎2月4日(木)

 ・栄養士会会長と話す。構想案発表後すぐに、栄養士内でアンケートを実施したものを受け取る。

 

◎2月5日(金)

 ・第二回 組合と退職教職員の会合同会議

 ・「柏支部ニュース号外」作成、母親連絡会に参加している団体(新婦人柏支部、柏流山土建、柏民主商工会、年金者組合柏支部)に配布のお願い。いくつかの地域、学区にポスティング。

 

◎2月15日(月)

 ・第三回 組合と退職教職員の会合同会議

 ・名称を『学校給食の自校給食を守りひろげる柏市民の会』に変更。

 

◎2月18日(木)

 ・市教委と組合の懇談会

 市教委より…管理運営事項ではないので、交渉ではない。議会をないがしろにするわけにはいかない。組合となれ合っていると思われてはいけないので、詳しいことには答えられない。

 

◎2月19日(金)

 ・柏駅前 横断幕を掲げ、駅頭宣伝(13:30~14:00) 署名を始める。

 

◎2月22日(月)

 ・「市民の会」事務局会議

  市内の小中学校校長、栄養士、養護教諭、PTA会長にお願い。(署名用紙、市民の会加入カード、柏支部ニュース号外を事務局で分担して直接ポストへ投函。)

 

◎3月21日(日)

 ・現在署名およそ600筆(用紙のみ)

 ・会員およそ80名

 

今後も随時報告していきます。

 

柏市が市民に寄り添い、未来を担う子ども達にとってよりよいまちになるためには、皆さんのお力が必要です!

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《関連資料》内部リンク

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パブリックコメントってなに?

 

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こんにちは。

今日は、パブリックコメントについて相方のにゃん太と共にお話ししたいと思います。

 

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にゃん太

よろしくね!

 

皆さんはパブリックコメントという言葉をご存知ですか?

パブリックコメントとは・・・

公的な機関が規則あるいは命令などの類のものを制定しようとするときに、広く公に(=パブリック)、意見情報・改善案など(=コメント)を求める手続きをいう。公的な機関が規則などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取し、その結果を反映させることによって、よりよい行政を目指すものである。通称パブコメ

Wikipediaより引用

 

国・地方の行政機関が政策を実施する際に行っているもので、居住地に関係なく誰もが意見を出すことができます。

柏市の場合、公式HPや『広報かしわ』という広報誌に募集の記事が載りますが、残念なことに、市民には全くと言っていいほど周知されていないように思います。。

現にR2年度の実施結果を見ると、寄せられた意見は1ケタ…下手したら0件なんてザラなんです。

 

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にゃん太

うーん。

市民の関心が薄いのか、周知の仕方が足りないのか…

 

でも、今回の(仮称)学校給食将来構想案については違いました。

なんと、82名・279件もの意見が寄せられたのです!

 

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にゃん太

な、なんだってー!?

 

その量、驚きの61ページ。

市民の関心がかなり高いことが分かります。

私もすべて目を通しましたが、9割以上が自校方式を望む声でした。

センター賛成の意見としては、衛生管理基準や老朽化、コスト削減を考えるとセンター移行がよい…といった声がありました。

 

皆さんそれぞれの思いがあるのは当然です。

ですが、毎回0~数件だったパブコメが、279件、しかも9割以上が自校方式を望む声…ということは、市民の思いは当然明らかですよね。

パブコメを実施したのであれば、市はこの意見を反映させ、よりよい行政を目指す義務があると考えます。

 

ですが残念なことに、パブリックコメントについて検索すると

『パブリックコメント 意味ない』って出てくるんですよ。泣

 

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にゃん太

い…意味ない!?

 

調べてみると、既に内部では決定していて、パブコメは形だけ…という場合が少なくないようなのです。

 

今回の構想案作成にあたっても同様の事実が分かり、2年前から役所内部のみで計画が話し合われていました。

1月に行われた『第一回学校給食のあり方にかかわる検討会』では、栄養教諭や校長などの現場職員が初めて参加しました

自校方式を続けたいと声に出した職員に対し、市教委理事は

『これは、給食センターとしてどうしていくかの会だ!』

と言い放ったそうです。

 

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にゃん太

え、検討会なんだよね…?

 

私もこれを聞いて目が飛び出るかと思いました。

学校教育を管轄するトップが、現場の声を聞かずに押し通そうとするなんて。

これじゃ、検討会という名の報告会ですよね。。

市は、パブコメの結果を重く受け止め、学校給食のあり方について十分に検討を重ねるべきです!

 

さいごに…

私自身、柏市で生まれ育ち、なんだかんだ言っても柏のまちが大好きです。

子育ても柏を選びました。 

学校給食に限らず、我が子には自分が誇りに思う柏市のよい環境の中で、すくすく育ってほしいと思います。

 

柏市が市民に寄り添い、未来を担う子ども達にとってよりよいまちになるためには、皆さんのお力が必要です!

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にゃん太

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

管理人:k_shiminnokai

 

 

市民の会、発足ばなし

初めまして。私たちは、

学校給食の自校方式を守りひろげる柏市民の会】です。

この度、市民の会の活動内容や署名の進捗状況、学校給食についての情報等を発信するため、ブログを開設いたしました。

ご興味を持っていただければ幸いです。

 

市民の会は、千葉県柏市内の学校で働いている教職員により結成されました。

3/21時点で会員は80名を越えています。

 

事の発端は昨年12月。パブリックコメントの募集という形で、現在行われている自校方式の給食をセンター方式の給食に変えるという計画案が突然発表されました。

市内に給食センターを4つ(6000食を3つ、9000食を1つ)新設し、田中小、田中北小、柏の葉小・中を除く全ての小中学校の給食を給食センターから提供するという計画です。(柏市学校給食将来構想案)

 

柏市からは、二年前から準備をしていた との返答がありましたが、発表前までの市議会では ”センター化を検討している” の一言も無く、現場の職員が一切いない内部検討会が、市民の声を聞くことなく水面下で進んでいたのです!

現場の職員には寝耳に水の出来事で、当然、市民にも十分に知らされない形で進められてきたやり方に憤りを感じています。

 

時は遡り、柏市の自校給食の歴史は昭和39年にスタートしました。

おいしいのはもちろん、地産地消を大切にし、食材や手作りにこだわってきました。

これは、各校に1名配置されている栄養教諭の方々の長年の努力によるものです。

※柏の葉小・中は調理場が共有のため1名配置

 

柏市の子ども達は、栄養教諭による食育の授業や自校で調理している職員の姿を目の当たりにする環境を通し、おいしい給食を食べて健やかに育ってきました。

学校で給食室を提供することで、「今日の給食おいしかったよ。」「ありがとう。」と日頃から子ども達とコミュニケーションがとれ、職員自身が”子ども達の為に調理している”という責任感にもつながります。
 
また、各校に栄養教諭が在籍することで細やかなアレルギー対応が行え、保護者にとっても安心でき、子ども達の健やかな成長につながります。
柏市のアレルギーを持つお子さんは令和元年度で1722名、概算1校につき約27名在籍していることになります。
仮に給食センターになった場合は、1施設につきアレルギーのお子さんが400名、さらに14~16校への配送となり、安心・安全な提供への懸念があります。
現在、沼南にあります給食センターは栄養教諭が2名、11校を兼任しており、とてもよい環境とは言えない状況です。
 
災害時には、各校に備蓄があることで、市民の安全が守られます。
 

現在、施設の老朽化と国が定める衛生管理基準を満たせていないことが問題となっています。また、児童数が年々増加し、既存面積では足りないことも挙げられます。

 

私たちは、基準を満たせないから廃止ではなく、”どうしたら自校給食を継続できるのか”を念頭に、様々な意見を取り入れるべきだと考えています。

 

市は、センター方式をすすめる大きな理由にコストの削減を謳っていますが、子ども達の健やかな成長にコストの削減など許されません!

 

現在、柏市では旧柏地域の小学校34校・中学校17校、旧沼南地域の小学校1校は自校給食。旧沼南地域の小学校7校・中学校4校は、給食センターから配送しています。

給食センターは築40年以上が経過しており、また、児童数の急増で現在の設備では足らず2回転調理を余儀なくされ、建て替えは必須となっています。

 

平成17年の合併時、旧沼南地域にも自校給食を求める声が広がりましたが、現在整備されているのは風早南部小1校のみに留まっています。

15年以上の時間があったにも関わらず、なぜ自校給食への整備が十分になされてこなかったのか、不思議でなりません。

今からでも、給食センターの建て替えと自校給食への整備を並行していくことは十分に可能なはずだと考えています。

 

 

おわりに…

市民の声を届けるために、署名活動を行っています。

6月の柏市議会に請願を提出する予定です。

3/21時点で600筆をこえる署名(用紙のみ)をいただいております!

柏市が市民に寄り添い、未来を担う子ども達にとってよりよい街になるために、ぜひご署名をお願い致します!

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